2021年1月6日水曜日

認知症について 非常に長期で、多様な病気。認知症の捉え方、なにに困り、どう向き合えばよいのか、

 日本は高齢社会真っ只中です。高齢社会の課題はたくさんありますが、認知症はもっとも大きなものです。認知症について、どういうイメージがあるでしょうか。

 高齢者、ボケる、物忘れ、介護、徘徊など、漠然と関連したイメージは浮かぶかもしれないですが、認知症についてきちんと理解することは非常に難しいことです。

 認知症は、高齢になればなるほど、罹りやすい病気です。全経過が7~10年程度の非常に長い病気です。しかも、早期から重度まで、どのステージにあるかで、関わり方や生活の注意点などが、大きく変わってきます。必要なサービスも様々です。認知症を予防したいと思っている人は、生活、食事などの見直しが必要かもしれません。 認知症によく似た、実は治る病気というのもあります。認知症の介護で困っているなら、具体的なサービスを考えなければいけません。家族への影響も大きいです。はじめはちょっとした見守りから、一日中の介護、または、施設入所など、生活への影響、経済的な影響も大きいです。

 長い経過の中で、付き添ってくれる、医療・福祉の人も変わってきます。担当する医者も、かかりつけ医、認知症専門医、精神科医、脳神経内科医、脳外科医、老年科医などなど、多数あります。早期診断が得意な先生、精神症状への対応が得意な先生、認知症の緩和ケアに取り組んでくれる先生、なども様々です。認知症の診断には、診察だけでなく、血液検査、画像検査、など、非常に時間や手間がかかるものもあります。

 さらに、世の中は、コロナ禍で、今まで以上に、認知症、高齢者を支えることが難しくなってます。


 家族に何かが起こっているけれど、どうしたらいいのか。

 認知症と診断されたけれど、どうしたらいいのか。

 認知症という社会課題に対して、どうしていけばいいのか。

 

 認知症といっても、個人ごと、家族ごとに、問題やニーズは様々です。関わる人も様々です。いろんな情報が増えてきていますが、広大な認知症の分野で、一番大事な情報、大事なことは何なのか。

 YUAD(ユアド ユアアドバイザー)は、認知症の人、認知症の人に関わる家族、心や認知症に関連する課題を解決しようとする人々すべてに、専門家の立場から、一緒に考え、支援します。

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